サポーター便り File.19 今回の訪問先は…和歌山県 紀ノ川農協
温暖な気候と斜面を生かした栽培
モノラックで運び軽トラへ一面に日差しが入る、緩やかな斜面に並ぶ「平たねなし柿」の果樹園。1月の剪定作業に始まり、年間を通して手塩にかけた柿の収穫は、9月中旬から10月末まで続きます。圃場での粗選別を終えた柿はモノラックで斜面を運び、軽トラで農協に出荷されます。
柿の収穫
炭酸ガスで渋抜き
渋柿から、約4日かけて甘〜い柿へ変身
厳しいチェックで選別農協で集荷された「平たねなし柿」は、室入れ作業→30度に加温処理→炭酸ガスとアルコールの混合ガスで8時間以上処理→ガス抜き作業→さらに30度の保温庫で約3日間保温、といった過程を経て脱渋され、甘〜い柿が誕生するのです。その後も、1つ1つ厳しいチェックを経て選別し、いよいよイフコ・コンテナーへ。
サイズ別にコンテナ詰めして販売先へ出荷
フォークリフトでトラックへ2L、L、M、Sにサイズ選別し、バラで、または袋詰めしてイフコ・コンテナーに丁寧に詰めます。バラ詰めの場合は間に段ボール紙を入れて3段重ねに。1箱のコンテナーにたっぷり収納でき効率的に作業が出来ます。しっかり甘くなった秋の味覚を出荷します。
丁寧にイフコ・コンテナー詰め
紀ノ川農業協働組合のサイトへ
今回訪問した柿生産者の西野さんの畑では、減肥減農薬にて栽培する『特別栽培認定栽培』を行っています。1日の収穫量は20kg×150〜200箱とのこと。ご本人とご両親の他、繁忙期にはパートの方にも手伝ってもらっています。柿栽培での心配は、春先の晩霜で花芽が障害を受けること。昨年は大きな被害を受けたそうです。西野さん始め、紀ノ川農業協同組合のみなさん、取材へのご協力ありがとうございました。
紀ノ川農協の柿生産者
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