サポーター便り File.11 今回の訪問先は…山梨県 JAふえふき
果実を痛めないように丁寧にもぎ取り
多少の押し傷でも変色してしまうモモは、もぎ取りも慎重に。
生産農家での選別作業脚立を使って、ひとつひとつ丁寧にもぎ取ったモモは、収穫用の竹篭に入れて、その後選別します。選別の基準は、熟度・着色・形・傷など。今回取材させていただいた果樹園では10種類の品種のモモを栽培しています。
実を傷つけないように丁寧に収穫
ひとつひとつ糖度チェックセンサーへ
糖度センサーを使って高品質を安定供給
光センサーによる選果機の導入で、糖度測定を実施。
JAの集荷場へ持ち込む生産者見た目だけではわかりにくいモモの甘みを、正確に測定し判別できるようになりました。これによって、消費者が美味しいモモを安心して購入できる、銘柄産地となっています。
出荷先の要望に合わせてコンテナ詰め
ピーク時には50名体勢で行う選別・コンテナ詰め作業。
糖度選別されたモモをコンテナーへ集荷時間は朝と夕方の1日2回。作業を分担して手早く選別・コンテナー詰めを行い、出荷ぎりぎりまで予冷庫へ。「コンテナーはワンタッチで組み立てられて、品質検査も一目瞭然」と好評で、手際良い作業にも役立っています。
フルーツキャップをつけてコンテナー詰め
出荷を待つコンテナー
トラックへ荷積みし、いよいよ出荷
コンテナーを重ねて、ラッピングで安定性を確保します。
ラッピングをして荷崩れを防ぐ主な出荷先は関東・関西方面。今年は晴天に恵まれ、大玉傾向で糖度も高く美味しいモモが収穫できたとのこと。代表品種は、果肉がしまり乳白色の「日川白鳳」、果肉がち密で甘く多汁の「白鳳」大玉で果皮が鮮紅色の「浅間白桃」などがあります。
JAふえふきのサイトへ
約200年前から栽培されている山梨のモモ。天候の影響を受けやすいため、数多くの新品種が県内各地で研究・開発されました。その努力が実り、現在では日本有数の生産量を誇っています。温室栽培と露地栽培を品種ごとに使い分け、5月上旬頃〜9月下旬頃まで収穫が可能となりました。
今回取材にご協力いただいた生産農家の天野さんご夫婦をはじめ、JAふえふき一宮西支所のみなさん、集荷場のみなさん、ありがとうございました。
生産者から小売業者まで、大切に扱われるモモ
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