サポーター便り File.6 今回の訪問先は…群馬県 JA太田市
5名体制で機械による掘り取り作業
まず、機械により次々と掘り取られるネギを約7kg毎に包み畑に並べた後に、小型トラックに積込み搬出します。1台の掘り取り機は5名体制で、オペレーター〜包み作業まで手際よく流れ作業で進めます。それでも10a当たりの所要時間は約6時間。ネギの収穫作業は人手が掛かる上、雨が降っては作業ができないなど効率を上げるのは大変です。
機械で掘り出したネギを束ねる
機械による皮むき作業
前処理、根切り、皮むき…長い工程が続く
集荷場に運ばれたネギは、ベルトコンベアによって作業場に搬入され、そこから長い工程がスタート。
人手による、皮むきの仕上げ「人手による前処理」〜「機械による根切り」〜「機械による皮むき」〜「人手による根切り皮むきの仕上げ」〜規格別選別」〜「半自動結束」〜「コンテナー詰め(イフコ6423/30束)」などの一連の作業が行われます。
コンテナーのままパレットへ
サイズ別にコンテナー詰めされたネギは、ローラーで運ばれ、パレット上にきっちり重ねられて搬出作業へと進みます。
ローラーで運ばれたコンテナーをパレットに重ね積みする真空予冷でしっかりと鮮度を封じ込めた後は、フォークリフトでまとめて運ばれ、トラックへ。長い工程を経てコンテナー詰めされたネギは、京浜を始め東北や大阪方面にも出荷されます。
パレットに詰まれたコンテナー
新聞紙でまわりを包み、鮮度を保つ
JA太田市のサイトへ
有効な販売戦略・安定取引・産地メリット
コンテナー納品を希望する販売先は年々増えており、事前に数量や価格が決められるので安定した取引が可能です。
フォークリフトでトラックに荷積みそのため、計画的な生産や安定した農業経営が可能になり、農家所得の向上にも役立っています。また包装経費が割安で作業効率も良いなど、産地メリットも大きいとのことでした。
朝9時過ぎ、35aのネギ畑に集まった収穫作業部隊のみなさんは12名。中には、太田市人材シルバーからの派遣の方も。掘取機械2台を使って、次々とネギを掘り、包んでいきます。集荷場の作業にも23名の方が携わっており、いつも当たり前のように食べているネギに、こんな手間隙がかかっているということに驚きました。ご協力いただいたJA太田市の皆様、関係者の皆様、ありがとうございました。 ネギの収穫作業部隊のみなさん
製品情報 コンテナーの詳細を見る