サポーター便り File.26 今回の訪問先は…秋田県 JA大潟村
ゼロメートル以下の田園大地
日本一低い山、大潟富士JA大潟村は西方に男鹿半島の寒風山を望み、遙か北方には白神山地を望む、村全体がゼロメートル以下で人工的に夢を実現した緑豊かな田園大地です。防潮水門やカントリーエレベーター、大潟富士山(3.776m)などがシンボルです。
大潟村のシンボル、カントリーエレベーター
ほくほくの食感、栗大将
夏カボチャの栽培暦
カボチャの蔓から鎌で切り取る夏カボチャ(くり大将)の生産は、4月中:芽出し〜4月中:播種〜4月下:圃場整備とグリーンマルチ〜5月上:定植〜5月下:追肥〜5月下:芽掻き〜6月上:防除〜6月上:ミツバチ受粉〜7月下以降収穫。栽培管理は大変ですが転作品目として力を入れています。
カボチャの収穫〜調整〜コンテナー詰め
コンテナー詰めカボチャの収穫は気温の低い早朝に行われます。カボチャを蔓から切取り〜ヘタをカット〜納屋にてブラッシング・キュアリング・選別・コンテナ詰めなどの作業が行われます。日諸組合長は「コンテナーは扱い易く通気性も良く、乾燥・予冷が良く効き品質保持に最適。量販店の評価も高い」と話されました。
早朝に行われる収穫
コンテナーなら品質検査もしやすい
コンテナーの荷受〜検査〜出荷
続々と集荷場へ持ち込まれる農家でコンテナー詰めされたカボチャは、午前中にJAの集荷場に次々と持ち込まれ、厳正な品質検査が行われます。その後、等階級別にパレット積みして一次保管され、午後から主に京浜向けに冷蔵トラックで出荷されます。大半はコンテナ出荷なので、パレット扱いで物流も合理的です。
JA大潟村のサイトへ
JA大潟村の今年のカボチャ生産者は20名、栽培面積は約10ha、収量は約150tを計画していましたが、天候不順にも関わらずほぼ見込み通りとなりました。取材の際には、JA大潟村カボチャ生産組合の日諸組合長様、吉原副組合長様はじめ、JA関係者の皆様には、カボチャの収穫・出荷の最盛期でご多忙の中ご協力いただき、ありがとうございました。
冷蔵トラックで市場へ
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